<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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どうも、新川です。
先日、図書館の記事を作成する際に、
「古代中国の四大発明」といわれる
「紙」「印刷」「火薬」「羅針盤」を調べることがあったので、
その流れからの記事を1つ。
著作物を制作するにあたって、
紙の発明とならぶほど重要なものに
「印刷」があげられます。
印刷といえば
社会科の授業で耳にした
15世紀に「グーテンベルク」が発明した活版印刷が有名ですが、
それ以前に木版印刷が中国にて発明されており、
北宋(960年〜1127年)には様々な分野にわたって印刷出版が行われていたといわれております。
もちろん印刷の技術だけがあっても普及するものではなかったようで、
北宋王朝を開いた趙匡胤の時に政府主宰によって
『開宝本草』という本草書(薬物についての知識をまとめた書)が作られたように、
その時代の政府なり、権力者の後ろ盾も同時に必要だったようです。
ちなみに
現存する最古の印刷物として、
日本、韓国にもある「百万塔陀羅尼経」という仏教の経典が伝えられておりますが、
仏教にせよ、医学にせよ
人々を救済するという強い意志が印刷物の普及に大きく関わったことに
つながっていくように思います。
裏を返せば、
その時代の流れに乗れなければ、
風化していった知識や技術もたくさんあったのでしょう。
う〜ん。複雑ですね。
参考文献:
『中国医学思想史 もう一つの医学』東京大学出版会
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中医学の基礎』東洋学術出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
以前に一度だけ
手作業での田植えを経験させてもらったことがありますが、
大変な重労働でした。