【ご報告】
寺子屋出身の勉強生の大濱あゆ君が、
寺子屋を卒業し臨床家デビューとなりました。
今回、一鍼堂に“寺子屋プロジェクト”を立ち上げ、まずは
東洋医学基礎修得講座を展開し受講生を募ります。
※コロナ以前の数年前の写真なのでマスクを着用していない勉強会の様子の写真があります。
【募集人数】一年で数名程度。定員に達し次第終了。
【費用】3万円/一ヶ月。 一カ年を基本単位で考えますが、一ヶ月だけの単月も可能。
退会は一ヶ月単位で随時可能。
教材費用や治療家やスタッフが専任して時間と労力を割く為に
費用を頂いております。
【目標】
鍼灸専門の鍼師として臨床に出る事が出来るレベルの
基本的な東洋医学の概念と知識の習得と
臨床の実践に即した技術の運用練習。
但し、
基礎知識・臨床家としての人間性の育成→臨床技術や診断術
と学びます。
技術があれば良いというものではありません。
技術は必ず人間性の上にたつものです。
現場の診断術に進むには、
基本的な人としての振る舞いに加え、
基礎学問を修める必要があります。
【対象者】鍼灸学生 / 鍼灸学校に入学予定の方 / 将来鍼灸師になりたい高校生 /
東洋医学を一から学びたい医療関係者の方 /鍼師を目指す子供たち(この場合は東洋医学を教えながら人として学ぶべき観察眼や学び方から素養を育てます。)など。
【環境】鍼灸学生 ・鍼灸師でありながら学びに来ている者・現場治療家・薬剤師・
元患者で東洋医学に興味を持ちスタッフとなった者など25名程度の様々な環境の者が
一鍼堂に従事しています。
色んな方向から鍼師としてのあり方を学べます。
紹介が多いですが、様々な病や症状をお持ちの方が
いらっしゃいます。
患者の病気も多様で、
生活や立場も多様で老若男女様々な方が来られます。
整骨院や特定の疾患を対象とした鍼灸院とはそのあたりが環境としては異なります。
保険も使用せず、実費で施術費を受け取りますので
病を克服したい方と治す側の我々が依頼を達成して直接報酬を頂く
保険を前提とした診療報酬制度を使わない昔ながらの医療スタイルです。
患者の苦しみと治療家の苦悩がそのままダイレクトに
視界に入ってくる場所です。
【場所】心斎橋の本院を基本にします。(状況が整い次第今後は豊中院での対応も考えます)
【エントリー方法】心斎橋本院までお電話ください。(担当:下野)
電話番号:06-6243-1018
【内容】
・週に一コマ(半日の4時間)を選択してもらい、
現場の治療家がいる一鍼堂に実際に来て頂き、
院内の蔵書や機材を使いながら勉強してもらいます。
学問だけでなく、現場のこと・鍼師としてのあり方・学校のこと・国家試験に向けてなど、
一人一人の有り様に応じて鍼師として生きて行くには何が必要かを指導していきます。
・現場は週に一コマですが、
それ以外の時間でも様々な相談や質問をチャットアプリを使いながら
学ぶことが可能です。学生生活の悩みや鍼師としての勉強を支援します。
・活動時間外でも自発的に勉強会を企画して受講生同士で
学びの場を設定する事も可能です。バックアップします。
・週に一回程度、一鍼堂で実際に治療を受ける事が可能です。
・一カ年以上東洋医学の基礎がきちんと修得した前提で、
基本的な鍼師としての素養と基礎知識が備わっていると判断される者には
その知識を使って四診技術を学ぶ場を設定します。
(基礎知識と素養や人格が備わる前に最初に
治療技術だけを学び、技術だけで知識と人間性が全く備わっていない
治療家が世の中にはたくさん存在しますが、私達はその姿勢を否定しますので
同じような教育方法は行いません。まずは基礎知識と素養を学びます。
人として尊敬されるべき治療家を育みます。)
その先には実際の臨床の場に出て治療家の指示の元、
患者に鍼をして実践の演習を行います。
【概要】
学校での学習方法などの教材を読みながら講師の授業を聞く方法ではなく、
その者にとって必要な書籍や勉強方法を提示し、
一方的に教えるのではなく、自分自身で学びながら自分自身で考え、
インプットとアウトプットのバランスを考え、
日常的に目の前の事象が自然と東洋医学的な概念でそれを解説出来るような
レベルを目指します。
自分ながらにしっかり考えて、
インプットアウトプットを繰り返しながら
まずは一カ年で学校では学ばない基礎的な東洋医学の知識を学んでもらいます。
一鍼堂には様々な学生が体験に来る機会が多く、
また、これまでも幾度となく勉強会を開催して参りましたが、
その度に思う事があります。
それは、
・現場に触れる機会がなさ過ぎる事と、
・建て前ばかりで実際の事を語りかけてくれる教育者に巡り会う機会が本当に少ないこと。
・学校ではあまり暗い話はなく卒業すれば生きて行けると錯覚させられる
最初は高い志がありながら、
卒業する頃にはどうやって生きていくかという事ばかりで
結局初めの頃思っていた気持ちに蓋を閉めてし
あまりに不遇過ぎると感じて怒りや憂いに似た感情を抱いておりました。
それを解消するために本来学校がやるべき事だと思いますが、
あるべき教育のあり方を実践しようと思っています。
▍東洋研(一鍼堂付属東洋医学研究所)のサイト
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