<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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こんにちは、新川です。

東洋医学を学んでいると、
「数字」が関わる言葉が多くあります。
五行、十二経絡、五臓六腑・・
これ以外にも古典の中には、
岐伯曰、
女子七歳、腎気盛、歯更髮長。
二七而天癸至、任脈通、太衝脈盛、月事以時下。故有子、
三七腎気平均。故真牙生而長極。~」『黄帝内経素問』(上古天真論)
女性が7の倍数の年月によって身体が変化していきますよというのを
表しております。

ここで思うのが、
古代中国の数学事情についてです。

中国の最古の数学書といわれているのが
算数書さんすうしょで少なくとも紀元前3世紀頃には成立したと考えられております。
それまで最古とされていた『九章算術』より200年程前のものです。
これらは主に、
田畑の面積や税を納める際の計算に応用されており、
人々の生活に密接に関わっている分野といえます。

また、
天文学、暦学の分野においても、
最古の天文測量法ともいわれる「一寸千里法」が記載されている
周髀算経しゅうひさんけいがあります。
地面に棒を刺し、
その日影の長さが一寸あれば、実際の対象物との差は千里離れているというのが
「一寸千里法」とされています。

これらの理論に関しては、
現代の数学において、
一部矛盾する部分もあるようですが、
紀元前の時代に
天体を観測し暦を作り、税を徴収するという
国の基礎となることが行われていたことは、
それだけ文化、文明的に進んでいたことが伺いしれます。

<参考文献>
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』東洋学術出版社
『『九章算術』訳注稿(1)』
大川俊隆 大阪産業大学論集 人文・社会科学編 2 (2008) 中国古算書研究会より
『「張家山漢簡『算数書』研究会」の発足にあたって』
大川俊隆 大阪産業大学論集 人文科学編 107 (2002.6) 中国古算書研究会より
『『算数書』 の成立年代について』
城地 茂  数理解析研究所講究録 1257 巻 2002 年 150 京都大学数理研究所より


物怖じしない雀
物怖じしない雀

気がついたら、30cmのところに。

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