本院を作る際のコンセプトとして、
ビルの一室でありながら
ビルのテナント特有の滞った空気に対する
不快感を取り去りたい。
まるで古い日本家屋のように
家屋がまるで一体の生命体のように
空気が流れるべきだという
構想を当時に立てました。
そして工夫して施工したのが、

❶扉の門扉とは別経路で
入口の一部を開口として常に開放して、
逆位置の院内数カ所を吸気場所として採用し、
その吸気装置の強弱によって
気流の強さをコントロールするというものです。
(但し、一般的な店舗より
かなり多めの換気量を取ったために、
真冬などにおいては常に外気が流しながら
同時に空気を汚さずに
暖を失わない方法にかなり工夫が必要でした。)
簡単に言うと、
常に院内を強弱の隙間風が流れるという構造です。
待ち合い室上部の天井裏を空気層として確保し、
❷そこから、
各施術室の柱や梁の上は、
外気が流すことによる一定の
オープンエアー状態。
天井が葦簀(よしず)となっておりますので、
葦簀の竹と竹の間には隙間が充分あり空気が通ります。
それによって各施術室の空気層は常に
流れる外気によって浄化され続けます。

これによって、
僕らも仕事の所作や呼吸を止めずに済み、
良い環境で仕事に集中する事が出来ています。
また、
まさかこんなにコロナウイルスで
世界中の人の健康と経済と心身が脅かされるとは
想像だにしておりませんでしたが、
今回のようなコロナウイルスの対策としても
室内が常に外気が流れるシステムを作っておいて
良かったと思っています。

上記の方法で
室内は個室でプライバシーを確保しながら
常に外気を採用して
空気の対流を作っています。
コロナウイルスによる
院内の換気について御懸念をお持ちの方や、
興味のおありの方は受付まで
お尋ね下さい。
心斎橋本院においては、
入口から室内への空気の道を
院内をガイドしながら説明することが
可能です。

豊中院においてもプライバシーを確保しつつ
個室上部は空気が開放されるように
なっています。

神戸院については、
少し狭い空間なので
外気を取り入れ循環させる為に、
申し訳ありませんが、
入口や窓を少し開放しながら施術させて頂きます。

技術以外にも総員で
より良い院にしたいと思っています。
今後とも何卒、宜しくお願いします。

一鍼堂 林玄弌

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