下積み修行中の王くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは、王です。

今回は六気病機について解説していきます。

六気とは、風・寒・暑・湿・燥・火を指します。
これは自然界の一年四季の気候に内在する要素を
六種類に分類したものです。
正常な状態では、この六種類の気候要素は
万物が成長発育し、人類が生存するための必須条件であり
疾病を引き起こすものではありません。
しかし、この気候に太過・不及という変化が現われたとき、
また季節はずれの気候が現われたときのみ、
万物を障害する要因となり、疾病を引き起こします。
また六気が正常であっても、人体の正気が衰弱したために
その気候に対応できずに疾病を引き起こすこともあります。

六気病機が発生するのは、人体が各季節の六淫の気に
襲われるためです。
六気はそれぞれが四季に配属されているので、
六気病にはその季節の特徴がはっきり現れます。
例を挙げると、春には風気による疾患が多く、
夏には暑(火)気、長夏には湿気、秋には燥気、
冬には寒気による疾患が多い、等です。
また、六気病は各季節の気候だけでなく、
居住環境にも大きく影響されます。
熱くて雨の多い南方に長く生活すれば、湿熱病が多発します。
厳寒で雨が極めて少ない北方に長く住めば、燥や寒、
また暗くて湿っぽいところに住んだり、水を使う仕事をすれば、
湿気に損傷されて発病することが多くなります。

六気はそれぞれ単独で病因となる場合もありますが、
2種類以上が一緒になって疾病を引き起こすこともあります。
春は風の季節ですが、春気はすでに温かくなっているので
風温・風熱にかかることが多く、
夏は暑気の季節であるが、長夏以降は湿気は強く、天からの暑と地上からの湿が
交わって人を侵すので、暑湿・湿温が発生します。
秋は燥気の季節ですが、晩秋の冬に近い季節はもう涼しいので
涼気と燥が結びついて人を損傷し、涼燥証になります。
冬は寒気がもっとも強いが、どの季節でも風は吹くので、
風寒が結びついて、風寒感冒などが発生します。
また六気は発展過程で他の気と結びつくだけでなく、
ある一定の条件が整えば、相互に転化することがあります。
風寒湿燥はみな火に従化し、また熱が極まれば風を生じ、
熱が強ければ陰津を消耗して燥に従化します。
これが六気病機の大きな特徴です。

     王

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