こんにちは、下野です。
早いもので、1月も中旬にさしかかり、
はり師・きゅう師の国家試験が1ヶ月近くまで
迫って来ました。
学生さんは最後の追い込みですね。
4月を笑顔で迎えられるよう、頑張って下さい。
話は大きく変わりますが、
先日、数名の患者さんから
「先生、風邪でもひかれたのですか?」という
ご指摘を受けました。
痰を伴う咳、鼻水が続いておりましたので
その様に思われて当たり前だと思います。
その時、みなさんから言われたのが
「風邪って鍼で改善出来るのですか?」
というご質問です。
答えは…
勿論、改善可能です。
東洋医学で風邪の様な症状(頭痛や咳、鼻水、発熱など)は
弁証論治をしっかり行うことが重要です。
舌、脈、腹、切経を行い、
問診でも症状について徹底的に追及する事が大切で、
適切な施術が出来れば、
早く症状を改善させる事が出来ます。
ただ学生の頃によくあったのですが、
風邪の症状の時は○○穴に鍼や灸と学校で教わり、
それで大丈夫と仰る先生方が多くいました。
しかし、これは非常に安易な考え方で、
患者さんが「風邪を引いた」と伝えたから、
とそれだけで施術方法を決めると
逆に症状を長引かせることが多々あります。
“風邪”といっても、
邪気が外から入って来たのか、
その邪気は陽なのか、又は陰なのか、
それとも体の内側から起こっているものなのか
で施術方法は大きく変わります。
鍼灸師の方は、
そこに注意し施術を行って下さい。
では。
下野