下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
小堀です。
今日は、涙について調べたことを書いていきます。
素問:宣明五気篇では、
「五蔵化液。心為汗。肺為涕。肝為泪。脾為涎。腎為唾。是謂五液。」
(五臓がうけた水穀の精微が液となり、肝では涙となる。)
とあり、目と関連の深い肝の液といわれています。
肝陰虚によって津液が不足していると
栄養することができずに目が乾燥したり、
肝経が風邪に侵されると涙がでてしまう、
肝熱がある時は粘った涙がでたり、
また七情の作用によるものなど、
涙といっても様々な要因が考えられます。
素問:解精微論編では
「是以悲哀則泣下、泣下水所由生。水宗者、積水也。
積水者、至陰也。至陰者、腎之精也。」
(涙は水から生じたもので、体内の水液である。
水液の来源は至陰で、至陰とは腎精のことである。)
とあり、涙の材料としては腎と関連が深く、
栄養したり、流れる作用としては
肝気の働きによるものではと考えました。
個人的な話ですが、
以前、試験前に睡眠不足が続いてしまった時に
軽いのぼせの症状と同時に、
過剰に涙がでやすくなった事がありました。
肝気が亢進しているのを発散できたのか
のぼせが少し収まっていたので、
ちょっとしたことですが、バランスをとるように
体がうまく働いてくれる事に感心しました。
なぜこういう現象が起こっているのか?を
日々捉えていけるように学んで参ります。
参考文献:
『現代語訳黄帝内経素問』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
小堀